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「弱者様、万々歳ってか!」やる気はあるのに動けない…のろまな“ナマケモノ”が主役の短編漫画が胸に刺さる【作者に聞く】

2024年4月30日

  • ギャップや意外性はおもしろさの源のひとつ。それは作品の中だけに留まらず、作家自身の作風の振れ幅でも感じられるものだ。漫画家の赤信号わたる(@GoAkashin)さんは 「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」(ヴァルキリーコミックス)や、「全てを筋肉で解決する童話」(双葉社、2024年3月21日発売)など、ハイテンションなコメディ作品を多く描く漫画家。そんな赤信号さんが「いつもと全然違う作風」として描いた創作漫画が、「ナマケモノはなまけてない」だ。


    「ナマケモノはなまけてない」01 作:赤信号わたる(@GoAkashin)


    「ナマケモノはなまけてない」02 作:赤信号わたる(@GoAkashin)


    同作は、建設現場で働くナマケモノを主人公にした短編作品。動きがゆっくりなナマケモノはやる気はあっても仕事が遅く、同僚のライオンからは「役立たず」と罵られてしまう。そんなナマケモノは、現場で宙づりになったライオンを発見する。


    「ナマケモノはなまけてない」09 作:赤信号わたる(@GoAkashin)


    「ナマケモノはなまけてない」10 作:赤信号わたる(@GoAkashin)


    周囲には誰もいない状況で助けに駆け付けたいナマケモノだが、のろのろとしか動けない自分に涙が流れ……、という物語。無料電子書籍「赤信号わたるの漫画交差点【短編集】2」に収録されている異色の同作について、作者の赤信号わたるさんに当時の制作経緯を取材した。

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